予定

曜日

  行 程

宿泊

備  考

8月21日

名古屋23:10→

 

 

  22日

高松 6:05→伊予西条 9:06着→河口11:頃→今宮道→白石旅館15:頃 

白石旅館

 

23日

白石旅館→石鎚神社成就社→弥山往復→白石旅館→河口→伊予西条 

京屋支店

 

24日

伊予西条→高松→大阪(難波)→紀見峠→紀伊見荘 

紀伊見荘

 

25日

紀伊見荘→九度山→慈尊院→高野山町石道→大門→明王院                               

高野山

 

26日

奥の院→高野山散策→帰路へ

 


番外編その1

8月22日
名古屋発23時10分発の夜行バスが高松に到着するのは6時5分、高松で7時35分発の特急石鎚5号に乗り伊予西条到着は9時5分の予定だった。
名古屋でバスに乗車するとき運転手さんに高松6時3分発の特急石鎚3号に間に合うか聞いてみた。渋滞がなければ何とか大丈夫でしょうとの返事だった。
翌朝、バスは高松駅に予定より10分前に到着。大急ぎでザックを背負って高松駅のホームに入る、切符は時間がなかったので、とりあえず近距離を買った。

   
もう列車が待っていた。6:07   高松駅のホーム

ホームに列車はもう停車している。当日の朝食とお昼の弁当は名古屋駅で買っておいたので飲み物だけを買って自由席に乗り込んだ。
席に座ってようやく一息つく。これで何とか朝一番の伊予西條から河口行きのバスに乗れるし時間に余裕が取れる。やれやれ。

  
  バス停の時刻表          伊予西條駅

7時32分、伊予西条駅に着いた。7時43分発のバスに乗り込んだ、お遍路らしき方が一人いたが横峰登山口で降りてしまった。
今宮道の登り口である河口で降りたのは私だけ。旅館らしき建物は有れど人影は無し、自販機が置かれてあったが使われているのかどうかわからない。
登山口と書いてある看板があり、そこから坂を少し上り鳥居をくぐって参道がはじまる。この日のお天気は良好で一日中晴れていた。
参道ははっきりと判るものの両側の草が伸びてきておりところどころ道が両側から伸びてきた草に覆われているところもあった。


   
    今宮道登り口           今宮集落手前

 8時半頃から登り始めて1時間ほどで廃屋になった今宮の集落に着いた。
一見して水場も無いようなのだが、昔この集落の人たちはどんな生活をしていたのだろう。
途中にお堂も有ったが気にせずそのまま進む。最初はジグザクの登りで後はだらだらとした登り、林道に出たところで少し迷ったが
右に進んで道案内の標識を発見。大杉までに2箇所の林道を横切る。道ははっきりしており大きく迷うようなところは無かった。
ところどころで道が草に隠れて見えなくなっていたりしたが踏み跡がしっかり残っていた。

   
   今宮の大杉                36王子           ロープウェイ乗り場

集落から少し登って今宮の大杉に着いた、ここで小休止、10時22分。
此処を過ぎると見晴らしの利かない樹林帯を黙々と登る。36王子社に11時14分頃着。 12時過ぎにようやくロープウェイの乗り場が見えた。
見晴らしも良くなった芝生の上で一休み。それにしても尾根筋に出てもそれほど見晴らしは良くなかった。忍耐のいる登りだった。
もう少し変化があると楽しいのだが・・・。休憩するような場所も少なかった。観光で登る道ではなく石鎚信仰で信者が登った道だからこれでいいのかも。

    
      奥前神寺           成就社                白石旅館

奥前神寺に12時半頃着く、線香や蝋燭立てはなかった。お経を唱えお参りしてからまた少し登って14時頃に成就社に到着。
登り始めてから5時間と少し第5版の遍路地図だと登り4時間となっているので随分のんびりと登ってきたようだ。
しかし、普段は全然トレーニングもしていないし夜行バスで疲れていたのでこんなものかな。草臥れていたのでこの日は此処までとした。
宿は白石、日の出屋、玉屋旅館と3軒あったが玉屋は営業してなかった。成就社の宮司さんに何処の旅館が良いか聞くと食事は
白石旅館で取っているそうなので白石旅館にした。
宿に入って一休みするとまだ歩けるような気がした、多少無理しても頂上社まで行けばよかったかな。
夕方になって頂上がはっきりと良く見えた、いつもは雲がかかっていて頂上は見えないそうだ。
隣の玉屋旅館の客がほら貝を吹いていた。石鎚修験道の霊山でお山全体が御神体になっているとの事で宿の方も信者だそうだ。


8月23日
朝食を5時過ぎに済ませ必要な荷物だけを持って5時40分に宿を出発。お天気は下り坂の模様。
  
      山門                 一の鳥居               八丁の案内板 

山門を通り、すぐに第一の鳥居を潜った。道は暫く樹林帯のなかの下り。
1450mの成就社から一度1300mの八丁まで降り、そこから一気に1900mまで登る。厳しかった!!
下部の木の階段と上部の駆け上がるところは鉄製の階段を使って高度をぐんぐん稼ぐ。
一晩休養を取って体力が戻った朝の内だからまだいいが、昨日の疲れ切った状態で登ると途中でバテていたかも知れない。

  
    試しの鎖案内           空模様
登り始めは木製の階段の連続で高度を稼ぎ、成就社から2kmで試しの鎖場へ、6時40分頃着いた。
空模様が段々悪くなってきたので試しの鎖はパス。時々空が光り遠くで雷鳴も聞こえてくる。

  
 一の鎖から7:14             頂上社7:46 

一の鎖場は鎖を伝って登ったが、二の鎖場辺りで雨が降ってきたので階段を使った。鎖を使って登るのは結構楽しかった。
二の鎖小屋で雨具を出して被る。下から鎖場を見上げると誰かが登っている。雨で鎖が濡れて滑り易くなっているが大丈夫かと思った。
三の鎖場もパス、鉄製の階段を登る。それにしてもこの切り立った崖にどうやってこの階段をつけたのか。
雨はますます激しくなってきて雷もすぐ近くで鳴っている。急いで頂上の小屋に入らなくてはと焦る。
もう小屋はすぐ目の前というところで大きな雷鳴と閃光に思わず身を縮める。暫くそのままでいた。実際はほんの数分間だったと思うが
恐ろしかった。それから大急ぎで小屋に駆け上り中に入った。雨は依然として降っていた。
小屋に入ってようやく一安心。頂上社の直ぐ下に山小屋があり宿泊もできる。小降りになった雨の中参拝してから朱印をもらう。
宮司さんが丁寧に揮毫しながら書いているのを雨に打たれながら見ていた。
しばらく小屋で休憩してしていたら雨も止んだので外に出て景色を眺めた。晴れていればもっと景色が良かったのに残念。
弥山から天狗岳まで15分とあったがまだ、雷が怖くていけなかった。

  
                弥山より
帰り道も階段を使って降りたのだが手摺りが中央にしかなく両サイドはすっぱり切れ落ちている。
ここから足を滑らして落ちると一巻の終わりだなぁ(^^;)
下から昨日の宿で一緒だったご夫婦が登ってきた。雨だったので階段を使って登ってきたとのこと。下で雷にあって怖かった事等話して
すれ違った。
一の鎖小屋で朝食を食べながら休憩していると頂上の山小屋に泊まったという若い夫婦が降りてきたので少し話をした。
昨日、車で来てロープウェイで成就社まで登りそこから歩き頂上の小屋に泊まったとのこと。
休みの時に夫婦で一緒に山登りをしている事など話して先に降りていった。

この頃にようやく雨は上がり弥山には雲がかかってきて頂上が見えなくなってしまった。

      
   2の鎖近くで振り返った7:56     途中の景色         帰りに見た山野草・・名前知らず(^^;     

10時過ぎには宿に着いた。成就社から頂上社を見上げると弥山の上部は雲に隠れて見えなくなっていた。

宿に預けてあった荷物をザックに仕舞い店先の縁台でしばし休憩。
下りは登りの時の単調な山道をまた2時間かけて下るのかと思うと気が滅入るのでロープウェイを使い下の駅から極楽寺まで歩いた。
お天気も良いのでのんびりと谷川沿いの道を歩く。昨日バスを降りた河口に着く、右折して橋を渡り川沿いの舗装された道路を歩く
そのうちに段々と暑さがきつく感じられてきた。日陰になった部分を選びながら休み休み歩いた。番外の極楽寺に13時過ぎに到着。

    
   極楽寺正面のお面 13:53               宿の玄関先で子犬と

正面の拝殿の上に天狗と烏天狗のお面が掛けられていた、こんなお寺は初めて。このお寺に着くまでに少し足が痛くなってきていた。
正面のほんの10段ぐらいの階段を上がり下がりするのが苦痛。明後日は高野山に歩いてお参りする予定だけど大丈夫かな。
お参りを済ませて朱印を戴こうと納経所へ行ったら納経所の方が納経帳の石鎚山の納経を見てワシでは格が違って申し訳ないからと
わざわざ住職?の所まで行って記帳してくれた。石鎚神社頂上社の納経は格が高いんだそうだ。
頂上社にいたのは宮司さんの中でも別格なんだ、今まで納経してもらってそんなこと考えたことも無かった。
納経所の前の縁台に座って足が痛いので歩こうか、それともバスに乗ろうかと思案していたら納経してくれた方が上に本堂があるからそこにもお参りして
いったらと言われたので本堂にもお参りすることにした。本堂はここから少し上がった場所にあって反対側の山々がよく見渡せる。
納め札を入れお経を唱え暫く縁側で休む。登りはそれほどでもないが下りは足が痛い。結局今夜の宿を京屋旅館までとしてバスで行くことにした。
宿に着いて温泉に入ったら足の痛みが少しよくなったみたいだった。食事時に地酒の接待を戴いた。旨いお酒だった。
夜に宿の玄関先で見つけた黒い子犬2匹としばし遊ぶ。


8月24日
   
     黒瀬湖            石鎚駅              駅のホームから           9:41
宿で朝食を済ませ、昨日飲んだ地酒を買いバスで伊予西條まで、そこから少し戻って石鎚駅まで石鎚神社で石鎚山の頂上までお参りできたお礼と
納経のために立ち寄った。お天気はよかったがこの日も石鎚山の頂上には雲がかかっている様だった。
石鎚の駅で近くの田圃を見ていると稲穂が垂れている、もうすぐ刈り入れかな。
伊予西条まで戻り高松へ。高速バスで一路大阪の難波を目指す。難波で南海電車に乗り換え紀見峠の駅まで。
紀見峠の駅で降りて今夜の宿の国民宿舎紀伊見荘へ向かう。
この日は紀伊見荘で泊まって明日は九度山駅から歩いて高野山へ。


8月25日
 高野山町石道の地図 → http://www.nankai.co.jp/koyasan/hiking/pdf/map01.pdf#search='高野山 町石道 地図'

お天気は晴れで良かったが、体調の方は昨夜飲みすぎて、いまいち良くない。
朝7時過ぎの電車で橋本まで行き、橋本で昼食のお茶とお握りを買った。電車を乗り換え極楽橋行きで九度山駅へ。
九度山駅から街中を1.5kmほど歩いて町石道の始点180町石の有る慈尊院に到着。ここでお参りしてひと休み。9時30分頃
         
    慈尊院9:31             慈尊院から上り始めの階段の途中に180町石がある

   
      180町石        階段の上にある丹生官省符神社9:42 

 まだ登り始めていないのでこの辺りまでは全然平気だった。

      
  柿畑の中の道を登って      展望台から            両側に杉の木

 夏の陽射しが強いし、昨日飲みすぎたのでこの展望台までの登り道がこの日は一番つらかった。此処までで結構汗をかいた。

    
  林の中の緩やかな登り10:35  六本杉で一息11:30       二つ鳥居手前の休憩所12:05

汗をかきかき青息吐息で六本杉まで。ここまでで約2時間半ぐらいかかった。まだ全体行程の1/3ぐらいか、暫し休憩。
さほど急な上り下りは無く、二つ鳥居の傍の休憩所で昼食。多少体力が回復してきてのんびりながらもゴルフ場の傍を通り国道沿いの矢立茶屋まで。

   
  二つ鳥居 12:07                            鳥居の隣の休憩所12:07

矢立茶屋で暫く休憩。ここまでで全体の2/3ぐらいかな。途中に水場は全然無かった。
暑かったので下から持ってきたペットボトル(500cc)2本は空っぽ。ここでペットボトル1本買ってそのお茶を全部飲んでしまった。汗だく状態
更に残りの行程があるのでお茶を買い足す。

   
  ゴルフ場から少し来た辺り13:43     大門16:28

矢立から道は少し登りになってまた両側を杉に囲まれた山道となり、そんな道を少しペースを上げたり下げたりしながらマイペースで歩いた。
国道を横切って少し登った所にも休憩所が有った、ここでも暫し休憩。
16時半頃にようやく大門に着いた。大門の手前には急な階段があると地図には書いてあって、最後は急登が続くのかなと思っていたらあっさり
着いてしまって一寸拍子抜けした。


8月26日

  

 壇上伽藍手前の1町石8:46 ケーブルで降りる11:23
この日は皆で奥の院まで歩いて参拝し、その後解散それぞれ分かれて帰路に着いた。


     

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