予 定 曜日  行  程  宿 泊 先 備    考
9月18日 別格1番大山寺 寿旅館
19日 別格2番童学寺〜16番観音寺 鱗 楼
20日 19番立江寺〜ふれあいの里坂本 坂 本 JR徳島線国府駅からJR牟岐線立江 駅まで電車
21日 別格3番滋眼寺〜別格4番鯖大師 海山荘

坂本〜南小松島までバスJR南小松島〜JR鯖瀬まで電車

22日 別格5番大善寺 BHオータ JR鯖瀬〜甲浦〜バスに乗り換え高知駅まで高知からJR土讃線で土佐新荘、須崎〜高知〜バスで松山から大洲ま
23日 別格7番出石寺 岡山のBH



9月18日
17日、名古屋を11時30分発の夜行バスに乗る。前回も4列シートで眠れなかったが今回も殆ど眠れずに18日の朝には徳島駅に着いた。高徳線に乗って板東駅まで行く、なんとなく懐かしい感じがした。
板東駅でちらほら歩きのお遍路らしき人たちをみる。駅で着替えをして1番霊山寺に向う。この道筋の街並みには見覚えがある。
天気も良いが少々寝不足気味。1番から2番に向って歩き出す。一番解りやすい国道沿いを歩いて2番の極楽寺に着いた。
此処で昼食のチラシ寿司とすっかりボロボロになった金剛杖の帽子を買った。
一休みして3番の金泉寺に向う、田圃の畦道は以前のままだ、しかし草むらから蛇が出て来はしないかとビクビクしながら歩く。
此処もお参りを済まし次の3番の奥の院愛染院へ、ここで後から来た人に追いつかれた。住職から2人に冷たい梅ジュースを戴いた。感謝。
田圃道や村の中を通り高速道路をくぐって4番大日寺へ。4番の参拝を終わって途中の東屋で一休み。
五百羅漢、5番の地蔵寺もお参りし終わった。
さて、今回は此処からが初めての道だ集落内の右折の標識を見落として道に迷った。
何度か地元の人に道を尋ねながら別格1番大山寺の標識が出ているところまでたどり着く。
舗装道路を外れて遍路道に入ると地蔵堂が現れて暫らくミカン畑の中を通り・・・まではよかったけど、途中から雑草の生い茂る道らしき所を歩く、倒木や雑草でここが遍路道?という所を通ってやっとの事で上の舗装道路に出た。
また遍路標識も出ていたけど今度は舗装道路に従って登っていく事にした。
もう着くだろう、もう着くだろうと想いながら登るもまだまだ先はありそうだ。
くたびれて道路脇に座り込んで13時頃に昼食のチラシ寿司を食べた。昼食を食べていると上から誰かが降りてきたので挨拶を交わして暫らく話し込む。この大山寺で別格の全てが参拝し終わったそうな。
別格のお寺の素晴らしさをいろいろ伺った。特に7番出石寺、13番仙龍寺はよかったとの事等話し込みお別れした。
暫らく休んでから元気を取り戻し歩いた。もう少しだろうと思ったら、大山寺まで後2キロの看板に出会いまだ後30分近くも歩くのか・・・きつかったです。
夜行明けでろくに寝られず普段歩くトレーニングもしてなかったので堪えました。でも何とか頑張ってようやく山門に到着し階段を登って手水でしっかり喉を潤し参拝できました。
ここで別格ばかりマイクロバスで回っている団体さんや歩きの人にも出会いました。
お接待で冷たいお茶とお菓子も戴きました。旨かったです。
下りはず〜っと舗装道路を歩いて下りました、後は今夜の宿を目指すだけです。風が気持ちよかった。
宿に着いて明日からのルートをいろいろ悩んで結局別格2番の童学寺には焼山寺越えでなく寿食堂から34号線に入り六條大橋を通り192号線に当り右折して直接向うルートを取りました。
ここから次の別格3番滋眼寺までは観音寺の近くで宿を取り翌日電車で国府駅から立江駅まで、立江寺に寄って歩きで滋眼寺まで向う事としました。



9月19日
寿旅館から34号線に入り六條大橋を通り192号線に当り右折して直接向うルートを取りました。
その殆どが舗装された道路でした。遍路道ではないので当然遍路標識は無く、童学寺へ入るのに道が解らず何度か行き帰りしました。童学寺トンネルを出たところからの遍路道は見つけられませんでした。
お昼前には童学寺を出て192号線を観音寺へ向かいましたが途中で遍路姿をした私を睨み付けるように歩道に立っている青年と会いました。言葉は交わさなかったのですがこの道路沿いには差別反対の張り紙が至る所に貼ってありました。
その地元の方と思われる青年は平日にこの遍路道でもないところを歩く遍路をどんな思いで見ていたのでしょうか・・・。
帰ってからも気になるところです。
観音寺にお参りして鱗廊にはお昼過ぎに着いた。まだ昼食を食べていなかったので近くの食堂を教えてもらい遅い昼食を食べた。
今日は2日目、昨日がきつかったので無理をせず鱗廊に素泊まり


9月20日 
国府の駅からの電車は通勤と通学の人で一杯だった。結構早い時間に宿を出たのだけど・・・。
徳島駅で大半の人は降りた、立江までのんびり電車にゆられていった。立江駅で下りて立江寺に向う。
一昨年立江寺で7時の納経前に到着し、納経所前のベンチで朝飯のお握りを食べたことなどを思い出す。
参拝を済ませて20番鶴林寺の登り口を目標にして歩く。鶴林寺の手前に番外札所の星の岩屋があるが参拝するか迷う。
寄り道してると時間が少なくなると思ったので今日の宿のある坂本の集落を目指す。勝浦町の集落で昼食にラーメンを食べる。
ここから川沿いに上流に向ってゆっくりと歩いていく。ミカン畑のミカンはまだ緑で色づいていない。
交番の前で二人のお遍路と行き会う。一人は滋眼寺の参拝を終えた方と明日私と行動を一緒にする人との出会いだった。
地元の方からお接待で戴いたミカンを分けてもらった。少し休憩しながら話した。どちらから来たのかこれから何処へ行くのかなど等。
2人と分かれて川沿いの道を辿り今日の宿を目指す。鮎が沢山取れそうな綺麗な川だった。少し道に迷って地元の方に宿の在り処を尋ねながら谷間の道を歩く。16時頃に旧小学校を改修して民宿にした宿に到着した。
洗濯機も乾燥機も有るとの事だったので洗濯しながら風呂に入る。風呂上りのビールは旨かった。
タバコを切らしてしまって受付の方に相談したら近くに自販機も無いとの事、まぁ我慢するかと思っていたらわざわざ車で一緒に買いに行ってくれる事になった。
たかがタバコ1箱の為に・・・もう、どうしようもないほど感謝です。
明日は近くの神社でお祭りがあるとの事、一番下の階段から7つの鳥居をくぐってお参りすると中風よけのご利益があるとか。
交番前で一緒になった方と宿のホールでビールを飲みながらいろいろと話す。
お遍路する理由はみんな背負ってきてるものが違うから話せる人もいれば触れられたくない人もいる、理由はどうあれお互い頑張りましょうと話した。
部屋に戻って坂本で戴いた地図をみながら明日のルートの確認。往復する予定だったので荷物は宿に預けて慈眼寺へ向かうことにした。


9月21日
朝食を食べてからお昼前頃には充分戻ってこられるだろうと7時頃に宿を出発。出発前にお昼の食事を取れるように頼んでおいた。
昨日宿で戴いた地図のとおりに山肌に付けられた細い道を標識に従って歩く。
民家のすぐ庭の前が遍路道になっていて民家から出てきた方と挨拶を交わす。まさに山の中の遍路道らしい風情だった。
集落を過ぎ、山をぐるっと回って別のルートから登ってきた方と出会った。一緒に慈眼寺に向かう。
納経して朱印を戴いてからその方と話す。穴禅定はやめようかと思ったのだが2人だと案内料が半分になる。せっかく来たので
一緒に穴禅定を経験することにした。案内の方について回っているうちに以前ここにお参りしたような感覚に陥った。
一度来たことがあるような不思議な感覚だった。でも、覚えがない・・・呆けたかな?
穴禅定を終えてお寺に戻ってきたときに同宿の方が着いた。もう少し待ってあげればよかった。
来た道を途中で出会った方と一緒に坂本の宿まで戻る。お昼少し前に宿に到着頼んでおいた昼食を食べ村のお祭りを見に行った。途中であった方はお接待でお酒や食事を戴いたそうだ。
次の別格札所の鯖大師まで交通機関を使う予定だったのでバスの時刻に合わせてバス停まで。少しお祭りを見学。
坂本からバスに乗って小松島の駅まで、乗り換えて鯖大師まで行く。
16時30分頃鯖大師で宿を頼むが満員とのこと・・・・宿がない・・今夜どうしようか迷う。
焦っても仕方ないので近くの宿を探す。幸い近くに海山荘が見つかり、電話で問い合わせると今夜泊まれるとの事で胸をなで下ろす。最悪の場合は鯖瀬の駅で野宿も考えた。
宿は国道を少しあがった丘の上にあり海が見渡せた。部屋は6畳一間で相部となった。交代で洗濯と風呂をすませ一緒にビールを飲む。一日のこの一杯が美味しい。2人で3本ほど飲んでから食事にした。食事をしながらいろいろな事を話す。別格ばかりを電車、バスを利用しながら廻っている事等、部屋に帰っても寝るまで話し込んだ。明日も一緒に行動する事に決め就寝。


9月22日
鯖大師から大善寺へ大善寺から高知を経由して松山〜伊予大洲市へ
早朝1番の電車で鯖瀬から甲浦まで、甲浦でバスに乗り換え高知駅まで。
高知からJR土讃線で土佐新荘駅で下車、別格5番大善寺に向かう。
山の麓から本堂まで小型ケーブルがある。足の弱い方には大いに助かるだろうな、しかし動くのか?
大善寺の住職に別格7番と13番の遍路道について伺うがはっきりとした情報は得られず。去年に仙龍寺への遍路道は整備
したとのこと。参拝をすませ、念珠を購入して須崎駅に向かう。
高松に住んでいるという彼にこのあたりの名物は何かと尋ねたら、鍋焼きラーメンがあるとのこと。鍋焼きうどんは食べたことがあるけど鍋焼きラーメンは初めてだ。
駅に向かう途中の店で幟が立っていたので早速その店で食べた。感想は・・・普通のラーメンと変わらず、特に変わった印象は無し。
須崎から高知まで列車、高知からバスで松山まで向かうこととした。結構な距離がある、列車やバスの中で居眠りしながら松山へ更に伊予大洲まで。松山で宇和島の別格6番龍光院へ向かう彼と別れた。彼は松山で格安のビジネスホテルへ、私は伊予大洲の駅で宿探し、何とかBHオータで泊めてもらえることになった。
今日は半日以上乗り物で時間が潰れてしまった。宿に着いたのも19時半頃。
昨日別格7番へ夫婦で登られた方も泊まっているとか、フロントで話しを聞く。
洗濯と風呂の用意、近くの食堂で夕食を取って休んだ。明日はバスにするか歩きか迷う。


9月23日
朝、宿を出たところで昨日出石寺にお参りしてきたご夫婦に出会った。旦那様は宿でもらった地図を頼りに歩いて、奥様は
体調が悪いので八幡浜から出ている一日一便のバスに乗って出石寺へお参りしてきたとのこと。
夫婦でお遍路ができるなんて羨ましい。歩いて参拝した旦那さんはとてもいい道でした是非歩いてお参りしてくださいと言われたのですが・・迷った末にバスでお参りすることにした。
八幡浜の駅前発8時50分、一時間ほど狭い山道を大きなバスが体をくねらせるようにして登って行きました。
乗客は登り下りとも一人だけでした。山の上の大きなお寺だった。本堂の写真を撮ろうとしたらシャッターが降りなかった。
向きを変えて撮ったら何とか撮影できた。なんかデジカメの調子が悪かった。
13時過ぎに八幡浜に戻ってきて岡山経由で帰宅



     

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